タバコをよく吸っている人に対して、ヤニカスと呼んでいる方がいますよね。
何となくですがいい意味で使っているような言葉でないことが理解できますが、本当の意味を知っている方は少ないのではないでしょうか。
今回は、ヤニカスの意味について徹底解説していきます。
ヤニカスの意味を徹底解説!
ヤニカスとは、マナーの悪い喫煙者のことです。例えば、歩きたばこをしていたりタバコのポイ捨てをするような方に向けて、ヤニカスと呼ぶことがあります。喫煙者に向けて侮蔑の意味を込めて呼ぶこともあるようです。
では、どういった意味でヤニカスという言葉が生まれたのでしょうか。
タバコを吸っている方ならピンとくる人が多いと思いますが、タバコの隠語は「ヤニ」や「スモーカー」などといわれています。カスについては、良い部分を取り去って後に残った不用の部分のことを表し、タバコの隠語とカスを合わせてヤニカスという言葉になっています。
とはいえ、これはあくまで想像の話です。実際にヤニカスという言葉を「誰が」「何のために」作成したのかは不明。
他にも、ヤニカスのヤニはタバコを吸ったときのフィルターが茶色くなる成分のことをさしている、という話もありました。いろいろな説がありましたが、結局のところいい意味でつかわれる言葉ではないことがわかりますね。
どこからがヤニカスなの?
ヤニカスは、周囲に迷惑をかけるようなタバコの吸い方をする人のことをいいます。タバコによって人に迷惑をかける行為とは具体的に以下に当てはまる行為です。
- 歩きたばこ
- ポイ捨て
- 喫煙所外での喫煙
- 集合住宅のベランダでの喫煙
- 妊婦や子供がいる場所での喫煙
- バスや電車など公共の場での喫煙
タバコは煙によって、タバコを吸っていない人にも受動喫煙と呼ばれる「望んでいないのに喫煙している状態」というものがあります。
受動喫煙の場合、煙を吸い込むため副流煙と呼ばれるのですが、フィルターを通して吸っている喫煙者より副流煙を吸っている人のほうが有害物質を多く体内に取り入れているという結果が出ているんです。
タバコを吸っていないのにも関わらず、タバコを吸っている人より悪影響があるなんて正直驚きですよね。
副流煙は避けようと思っていても、周りでタバコを吸われてしまうと避けようがありません。喫煙者がちゃんとした喫煙所で吸っている場合は、喫煙所に入らなければいい話ですが、マナーの悪い人の場合だと喫煙所で吸うとは限りません。
特に公園やバスの待合室など、不特定多数の人がいる場所でタバコを吸っている人がいると知らないうちに副流煙を吸ってしまうことになりますよね。
タバコを吸ってもいい場所ではないところで吸われると、非喫煙者は避けようがなくなってしまいます。こういった行為は一般的に迷惑だと捉えられるため、ヤニカスだと呼ばれてしまうでしょう。
マナーを守ってタバコを吸っている人もたくさんいるので、こういったマナーの悪い喫煙者が一部いることで、肩身が狭くなってしまう喫煙者がいることを理解してほしいところですね。
ヤニカスは男と女どっちが多い?
ヤニカスに男女の区別はありません。女性でもマナーの悪い喫煙者がいればヤニカスと呼ばれます。
ただ、日本では男性と女性で比べてみると男性の喫煙者のほうが多いです。2019年では男性が27.1%、女性が7.6%となっています。なので、全体的にみるとどうしても男性の喫煙者が目に行ってしまうため、ヤニカスは男性が多いような錯覚に陥ってしまうでしょう。
また、女性は喫煙について「イメージが悪くなる」「損をする」という印象を持っている方が多いです。男性と比べると隠れて吸っている方も多いため、結果的にマナーを守って喫煙していることになるようですね。
とはいえこれはあくまで一つの考え方であり、印象などを全く気にせずガンガンタバコを吸っている女性もいます。マナーを守らずに吸っている女性もいるので、ヤニカスに「男性だから」「女性だから」という考えはないことを覚えておきましょう。
ヤニカスとパチンカスどっちが多いの?
ヤニカスと同様にパチンコに人生をかけている人のことをパチンカスと呼びます。実はパチンカスの58%は喫煙者であるといわれているんですよ。
そんなヤニカスとパチンカスですが、日本にはどれくらいの数いるのでしょうか。
日本の喫煙者は約1400万人いるといわれています。そして日本でパチンコに行く人ですが、2020年で約710万人という結果が出ています。
パチンコに行く人の数は年々減少傾向にあり、喫煙者についても同様に年々減っているようです。それでも喫煙者のほうが多いことがわかりますね!
まとめ
今回はヤニカスの意味について解説してきました。ヤニカスの言葉が生まれた理由については不明ですが、カスとついているだけありいい意味で作られた言葉ではないことは確かです。
タバコもパチンコも、周りに迷惑をかけない程度に楽しむのがベストだといえますね。
コメント